中型犬に適したドッグフードの特徴
中型犬は、もとは狩猟犬や牧羊犬として飼われていた犬種が多く、活発で運動量が多いことが特徴です。
日本でも、中型犬とされる柴犬は、縄文時代から狩猟犬として飼われていたといわれています。
大きさに厳密な決まりはありませんが、成犬時の体重がおよそ11kg~20kgの犬を中型犬として分類します。
代表的な犬種は柴犬、ウェルッシュコーギー、ボーダーコリーなどです。
小型犬、大型犬専用のドッグフードは数多く存在しバリエーションも豊富ですが、中型犬専用のフードはあまり多くありません。
また、中型犬は小型犬と大型犬の特徴を両方兼ね備えているため、幅広いケアが必要になってきます。
それでは中型犬には、どのようなドッグフードが適しているのでしょうか。
適度なカロリーのもの
中型犬に必要なカロリーは、1kgあたり約70kcalといわれています。
これは小型犬と大型犬の、だいたい中間あたりの数値になります。
中型犬は運動量が多いですが、かといって餌を与えすぎては肥満の原因になり、様々なトラブルを引き起こす可能性があります。
わんちゃんの身体の様子を見ながら、その子に適切なカロリーを見極めることが大切です。
抗酸化作用のあるもの
中型犬は狩猟犬や牧羊犬をルーツ持つことから、活動的で運動をよくする犬が多いです。
運動をすると体内に活性酸素が発生しますが、これは犬の身体にとって良いものではありません。
活性酸素が発生すると、体内の酸化が進み、それによって細胞や組織の老化が進行してしまいます。
細胞や組織の老化は、免疫力の低下につながります。
こういった事態を防ぐために、抗酸化作用のあるビタミンA、ビタミンC、ビタミンE(抗酸化ビタミンといわれる)などが含まれたものを選ぶことが、中型犬のドッグフード選びの大きなポイントとなります。
関節の健康維持サポート
普段の運動量が多いために、中型犬は関節への負担が懸念されます。
健康な関節を維持するためにも、関節へのケアが考慮されているフードを選んであげましょう。
健康な筋肉の維持のサポート
中型犬の特徴である運動量の多さですが、それゆえ日頃の食事でも健康な筋肉の維持が重要になってきます。
しっかりと身体つくりをしてあげるために、高タンパクで適度な脂質が含まれているものを選ぶのが適切です。
まとめ
中型犬のフード選びは、専用のものが少なくやや難しくなってくると思います。
飼い主さんが愛犬に合うものは何か、よく考えてフード選びをする必要があります。
何度も記載している通り、中型犬の大きな特徴は運動量の多さと、それに対応した体質です。
適切なドッグフード選びをすることで、愛犬の健康な生活をサポートしてあげましょう。