季節によってドッグフードをあげる量を変える
年齢や体調によって、ドッグフードの給餌量が変化することは想像しやすいと思いますが、実は季節によっても、その量は変わってきます。
結論からいえば、夏は減少し、冬は増加する傾向にあります。
季節ごとにどのような特徴があるのか、みてみましょう。
夏
夏は人も、食欲が落ちてしまいますよね。
犬もそれは同じことで、夏場はいつも食べていた量を食べないわんちゃんも出てきます。
一見病気かもしれない、と思う飼い主さんもいると思いますが、これは自然なことです。
極端に食欲がない場合を除き、心配しなくても大丈夫でしょう。
あまり食べない場合は無理に与えることはせずに、少しだけ量を減らしてあげましょう。
しかし、低下する食欲とは裏腹に、夏は体温調節のためにエネルギーを必要とします。
犬はパンティング(口を開けて舌を出し、早い呼吸をすること)によって放熱を行います。
これには多くのエネルギーを必要としますが、夏場は食欲が落ちる犬が多いです。
栄養不足にならないように、カロリーの高い食事に切り替えるのもひとつの手です。
少ない量でもしっかりと栄養を摂ることができます。
新鮮な水を与えてあげることも忘れないようにしましょう。
冬
冬場は体温を保つために、多くのエネルギーを必要とします。
外で飼っているワンちゃんの場合、通常の10~90%増しのエネルギーが必要になるといわれるほどです。
これは飼育環境によって差はありますが、冬は基本的に栄養のあるごはんをたくさん食べさせてあげることが大切です。
春・秋
春と秋はわんちゃんにとっても過ごしやすい季節ですが、同時に食事量も安定します。
夏や冬に増減傾向にある食事量を、徐々に増やしたり減らしたりする中間期間といえます。
この時期のうちに、いつも与えている量に戻せるように調整していきましょう。