成犬に適したドッグフードの選び方
一般的に1~7歳の犬を「成犬」と呼び、この時期を「維持期」とも呼びます。
その名の通り、健康を維持していく大事な時期です。
犬の一生の約半分がこの維持期に該当するため、この頃の食生活が後々の健康状態を左右するといっても過言ではありません。
せっかく迎えたわんちゃんには、長生きしてもらいたいですよね。
正しいドッグフード選びで、わんちゃんとの生活をより豊かなものにしていきましょう。
子犬に比べカロリーやタンパク質は低めに
子犬用のドッグフードは成長のために高カロリー・高タンパクなものになっていますが、成犬は子犬ほどカロリーの高い食事は必要ありません。
また、子犬にとって必要なタンパク質の割合は25%以上ですが、成犬の場合は21%以上と少なくなります。
とはいえ、タンパク質は犬にとって最も必要な栄養のひとつですので、穀物がメインのドッグフードではなく肉が主原料のものを選ぶようにしましょう。
身体の成長は止まるため、子犬のように高カロリーのフードは必要ありません。
成犬になっても子犬用のドッグフードを与え続けていると、肥満の原因にもなってしまいます。
食欲が落ちたり、成長が止まったとみられたときから、徐々に成犬用のフードに切り替えてあげましょう。
栄養バランスにすぐれたものを
健康を維持していくために、きちんと栄養バランスがとれているものを与えることが重要です。
犬に必要な栄養素は、炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル、そして水です。
これらがバランスよく配合されたものを選びましょう。
どれかが多すぎたり少なすぎたりすると、微量であっても、長期的に見た際に栄養の偏りが生じてしまいます。
ドライタイプのドッグフードは栄養バランスに優れたものが多いですが、与える場合は多めの水を用意して脱水を防いであげましょう。
肥満防止を心がける
肥満は、犬にとっても万病のもとです。
体重が重くなるために骨や関節に負担がかかったり、呼吸器や肝臓などの疾患や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす恐れがあります。
特に室内犬は、運動不足によって肥満になりやすい傾向にあります。
飼っているわんちゃんが肥満気味の場合は、ダイエット用のドッグフードに切り替える、食事の量を徐々に減らすなどして調整してあげましょう。
ダイエット用フードといっても種類は様々です。
普段与えているフードとカロリーがそう変わらない場合もありますので、購入の際はカロリー表示にきちんと目を通すようにしましょう。
まとめ
そのためそれぞれの犬にとって臨機応変に対応してあげる必要があります。
犬種によってかかりやすい病気も異なってきます。
関節が弱い子には関節サポートが強化されているもの、運動量が少なく肥満気味の子には低カロリーのものを与えるなど、愛犬に合った選び方をしましょう。